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お知らせ/新着情報

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【お砂踏み】のご案内

★ 毎年恒例のお砂踏みです ★

・日時  4月下旬日~5月上旬頃まで
・場所  本堂内にて

 
※3代前の住職(曾祖父)が実際に四国八十八ヶ所の寺院をお遍路して戴いてきた「お砂」が縫い込まれた座布団が本堂内を一周して配置されています。

その上を歩くことで、実際に四国のお遍路をしたご利益を得ることができます。

◆参加費は無料です。

◆お砂踏み後をされた方には「お札」と「散華」をお渡ししています。

◆どなたでも参加できます。

◆仁王門の所に案内が出ている日のみの開催となります。

歴史紹介
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鎌倉時代から続く歴史

寺の由緒を物語る文化財

 龍本山松井田院不動寺は、鎌倉時代の寛元元年(1243年)慈猛上人により開かれました。慈猛上人は、奈良の東大寺・筑前の観世音寺とともに「三戒壇(僧侶になるための儀式を行う壇)」のひとつが置かれた下野の薬師寺の上座(長老)で、下野の国司も務めた高僧でした。不動寺の「松井田院」という院号の由来は「境内老松のもと泉あり、注いで民田に到る」と古文書にあり、「松井田」の地名の発祥となったと伝えられています。

 古くから諸侯の篤い信仰を集め、戦国時代(元亀天正年間)は、甲斐武田家から寺領を賜り、江戸時代には三代将軍・家光の帰依により朱印地(寺領)を拝領し、末寺十七カ寺を数えたといわれます。

 境内には、寺の由緒を物語る文化財も多く、なかでも江戸時代初期に五代将軍・綱吉の支援を得て建築したとされる切妻造りの「仁王門」、

  

​ ご詠歌

 

 その上は 幾代経ぬらん

       たよりにも

 千歳はここに

      松井田の宿

​       (松枝の宿)

南北朝時代の造立と見られる三基の「石塔婆(南・中央・北)」、そして鎌倉時代初期の作と伝えられている木彫りの「不動明王像」、以上の三点は群馬県重要文化財に指定されています。   

​ 桜・牡丹・石楠花・芍薬・百日紅等の、広い境内を彩る色とりどりの花々も不動寺の見どころのひとつで、訪れる人を楽しませています。

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​明治35年に刊行された不動寺全景

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不動寺
一、所在地  群馬県安中市松井田町                                  

       松井田九八七番地

一、寺 系  奈良県桜井市初瀬                                                                                                   長谷寺末

一、山院号  龍本山 松井田院

一、宗 派  真言宗豊山派

一、開 山  慈猛上人

一、開 基  不詳

一、本 尊  千手観音菩薩

一、住 職  村山雅彦(第45世)

一、由 来  

 創建、開基ともに不詳であるが、最初は後ろの山上の釈迦堂近くにあり、寛元元年(1243年)下野国の僧慈猛上人が、諸国巡行して当山に至り、現在地に移すという。
 或夜半、雷雨となり、庭の老松には大龍が登り、光を放つ、翌朝老松の下に清水が湧出し、あたかも井戸の形をなしたという。そこで小庵を修復して松井田院と号し不動三尊を彫像して安置した。これが護摩堂である。

 また神龍の出現せる因縁より龍本山と号す。このいわれを以ってこの里を松井田と称えた。また釈迦堂なる本尊は、小庵隠者の持ち来たりしものを安置せるものなり。建仁、元久の頃は、北条時政の帰依するところとなり、租税を免じ、石灯を献じた。

元亀年中には、武田信玄が不動明王の霊験を感じ、武運長久を祈る。

徳川三代将軍より寺領朱印八十九石六斗余を慶安元年(1648年)に拝領する。

(松井田町誌に収録された寺院の記事より引用・編集)




 

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古文書

 

不動寺には多くの古文書が残されています。

・武田家の関係が2通

・後北条家の関係が3通

・​徳川家の関係が10通

​・その他多数

(現在は、安中市の学習の森で保管されております。)

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後北条家の時代の文書

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徳川家の朱印状

 

 3代 徳川家光 慶安元年(1648年)

 4代 徳川家綱 寛文5年(1665年)

 5代 徳川綱吉 貞享2年(1685年) 

 8代 徳川吉宗 享保2年(1717年)

​ 9代 徳川家重 延享4年(1747年)

10代 徳川家治 宝暦12年(1762年)

11代 徳川家斉 天明8年(1788年)

12代 徳川家慶 天保10年(1839年)

13代 徳川家定 安政2年(1855年)

​14代 徳川家茂 万延元年(1860年)

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